私がリアルタイムで視聴できた、ボイスオーバー、単発の副音声解説のお仕事についてのまとめ。

さすがにNHKが多いですね~。

保典さんご本人にTwitterで告知していただけるから視聴できてます。本当にありがとうございますお疲れ様です…!( ;∀;)

ボイスオーバー

でんじろうVS世界の科学者!実験トリックを全て解き明かすぞ3時間SP

2018年2月2日

フジテレビ


 でんじろう先生がYouTubeに投稿された世界の科学実験動画のタネを解明するバラエティ。15人のYouTuberが登場し、保典さんはイケメンと若い青年の皆さんを担当。流石です(笑)

 

●『ウクライナ 調味料で作る夢のロケット』
 ニキータ・ポドフノフさん
 20代かな?”若き実験モンスター”ことニキータさんがYouTubeに投稿したのは、砂糖と”魔法の粉”を混ぜて作った燃料で手作りロケットを飛ばした科学実験動画。魔法の粉の正体は酸化剤で、砂糖と酸素を接合させることで爆発的な火力が出るというしかけ。


 保典さんの声、高くてかわいい~(笑)お若い方の吹き替えだしニキータさんのテンションが常に高いので、保典さんもテンションぶちあげてしゃべってるって感じでした。「やった!やったぞ俺は天才だ~!!」って感じで(笑)「ワイルドだろ~?」ってスギちゃんの真似もしてました(笑) お若い声もまだまだいけますね~。


●『イギリス イケメンサイエンティストの科学実験2連発』
 スティーブ・モールドさん
 俳優でもやってそうなくらいイケメンなYouTuberのスティーブさん。ビーカーに入れたビーズ状のチェーンを落とすと重力に従い弧を描いて飛び出していくので、まるで生きているかのように見える、というマジックと、”魔法の粉”を入れた水にライターを近づけると蒸発せずに燃える、という科学実験を披露。

 魔法の粉とは石松子(せきしょうし)という弾薬のコーティングなどに使われる粉のことで、撥水性と燃えやすい性質を持っている。これを水に入れると溶けずに水面に付着し、水を流すと石松子が空気中に舞う。この時火を近づけると、流れる水のそばに舞っている石松子が燃え上がりまるで水自体が燃えているかのように見える、というのが仕掛け。


 映像映えするイケメンに保典さんの声が乗っかると、吹き替え映画でも見てたかなって気分になりますね。爽やかジェントルマンって感じのお声でしたが、こういう爽やか系お得意なのかな~って思いました。地声がまず柔らかいですもんね♥


●『アメリカ 火の玉を手でつかむ男』
 シェイエさん
 ”イケメン化学野郎”(またイケメン担当)22歳のシェイエさん。甘いマスクに視聴者を”ハニー”呼びするキザっぷりがキメすぎてて面白い(笑) 保典さんもコッテコテのキザ男ボイスで「ハニーたち」とか「君たちにまた会いたいからね♥」とかアテてました。


 実験の内容は、アルコールをしみこませた100%の綿に火をつけ、素手でお手玉するというもの。特に変わった材料は使っていませんが、火の熱は上昇していくので手に触れる火の下側はさして熱くないんだとか。YouTuberがこういう実験動画上げてると、自分でもやってみたくなっちゃいますね(笑) 特に10代の子とかは!


●『ナショナルジオグラフィック 風船で家を飛ばす』
 ポール・カーソンさん
 ナショジオの人気番組『HOW HARD CAN IT BE?(ほんとにできるの?)』での挑戦。風船を家につけて飛ばすという、まさに『カールじいさんの空飛ぶ家』のような発想。通常の風船では家を浮かせるのに6240万個必要になるが、直径1.5mの巨大風船300個とアルミニウム素材で建築した軽量の家を使い見事”離陸”に成功。1時間もの間、家が風船の浮力だけで空中に浮かんだ。


 番組の科学者たちが建築した特製の家は青い三角屋根に黄色い壁、取り付けられた風船は色とりどりで、飛んでいく家のカットを見ても『カールじいさん~』を意識したんだな~と分かりました。さすがにこの番組ではそれを匂わせるような編集はありませんでしたが、ダグの声を吹き替えた保典さんがボイスオーバーに参加されてたのはニヤっとしますね~。


 保典さんがボイスオーバーを担当されていたポールさんは40代くらいのおじさん。ちょっといかつくてあんまり聞いたことない類のお声でした。ボイスオーバーでの出演って一度に何種類ものお声を楽しめるからお得。


マイケル・サンデルの白熱教室 トランプ派VS反トランプ派

2017年5月14日

NHK-BS1


 哲学者マイケル・サンデルがファシリテーターとなって、18人の出演者と共にトランプ派・反トランプ派の溝を哲学的に紐解いていく。「アメリカ市民がアメリカのこれからを憂いて議論する」っていう内容なんですが、なんとこの番組はNHK制作の日本向け番組。出演者が「(最近の米メディアはインスタントな番組しか作らないから)こんなにちゃんと議論する番組は今時ウケないよ」「日本以外ではね!」って話してるところで気づきました。本国の番組じゃないんか~~い(笑)


 約2時間にわたる長丁場でしたがとてもいい番組でした。米メディアでは”トランプ支持者=差別主義者”と一括りにされちゃうそうですが、少なくともこの番組の出演者は教養のある方たちなので納得できる意見が多く聞けました。「加熱するトランプ派と反トランプ派の対立から冷静になって議論しよう」というのが趣旨の番組なので特に結論めいたものはありませんが、見識を広げるとか偏った認識を改めるという意味で有意義だったと思います。こんな機会がなきゃまず自分で見ようとは思いませんけどね…(笑)NHKオンデマンドで配信もしてます。


●トランプ派
・カリフォルニアのコメディアン・スティーブンさん(愉快で皮肉なおっちゃん声)
●反トランプ派
・ウォール街の起業家・アンドレアスさん(控えめで線の細い青年声)
・移民問題専門の弁護士・ニールさん(聡明そうなおじさん声)


なるほど!ザ・ワールド 世界の絶景SP

2017年4月8日

フジテレビ


 80年代から不定期に放送されている旅クイズのSP版。女優俳優・アスリートら豪華出演者が世界の絶景を体当たりでリポート。
 保典さんはボイスオーバーで出演。主におじさん担当。出てくるおじさんの8割は担当されてたと思います(笑)


●『菅野美穂が行く!ハワイ』
 ハワイに残る手つかずの大自然を女優の菅野美穂さんが紹介。
・火星によく似た環境で宇宙飛行士の実験をする、ハワイ宇宙探査模擬実験プログラム会長のヘンク・ロジャースさん
・ハワイならではの消防車を紹介する、ホノルル消防署署長ジェンキンスさん
●『卓球・石川佳純がリポーター初挑戦』
 カナダの超巨大オーロラを卓球世界4位の石川佳純さんが紹介。初めてで初々しいリポートがかわいい♡
・カナダならではのメープルシロップの食べ方を教えてくれる、カエデ農園のご主人
・イエローナイフの凍った湖で湖上を運転するトラックの運転手のおじさん
・オーロラ灯台を教えてくれる通行人のお兄さん
・オーロラビレッジのスタッフのお兄さん
●浅野ゆう子が堪能!スイス
 鉄道大国スイスの絶景を女優の浅野ゆう子さんが紹介。
・車を運ぶ列車・カートレインを教えてくれる通行人のおじいさん
・カートレイン利用者のおじさん
●『高橋克典が行く!オーストラリア』
 俳優。高橋克典さんが空撮したオーストラリアを紹介。
・ゴールドコースト、グレートバリアリーフのヘリツアーのパイロットさん

副音声解説(単発)

修理工場は眠らない パラリンピックを支えた職人たち

2016年11月29日

NHK総合


  リオパラリンピックの陰で選手たちの義足や車いすを修理する、OTTOBOCK社の修理チームを追ったドキュメンタリー。語りは小日向文世さん。

 

 OTTOBOCK社はソウル大会から特設修理工場を設け、当時2名だったスタッフはリオで100名の規模に。全世界の支社から集められた各分野のエキスパートたちが、限られた物資と時間でパラリンピック選手たちをサポートする。しかも無償で。「半日後の試合までに車いす5台を直してくれ」とか「規格外の車いすの形を変えてくれ」とか「旧式の義足をそのまま今の体に合わせてくれ」とか、多種多様な依頼が次から次へと舞い込む。「祖国での修理は高くつくからパラリンピックに持ってくるようにしてるんだ」と言う選手もいて、選手たちの間じゃかなり頼りにされているみたいですね。

 

 海外が舞台のドキュメンタリーなので、副音声のなかでボイスオーバーもされてます。少年、おじさんから20代の女性まで、保典さんお一人で吹き替え。『her』で女性口調の吹き替えを聞いてたせいか違和感なかったです。お声が優しいから「~なの」「~よね」って言われても気持ち悪さがありませんね。


認知症 ともに新しい時代へ ドキュメンタリードラマ「母、立ち上がる」

2017年3月29日

NHK総合


 40代で認知症を患いながら偏見と戦う、一人の母を追ったドキュメンタリードラマ。本人のインタビューを交えながら、再現ドラマで若年性アルツハイマーと診断された当時の苦しみや支えとなった家族との生活を描く。
 変に脚色せず、ご本人のインタビューや日記から闘病する恐怖、苦しみなども伝えていて印象深い番組でした。一言に”認知症”と言っても症状の進行は人それぞれで、10年間認知症と戦いながら全国での講演会ができる方もいるんですね。勉強になりました。