題名

製作国公開年(日本公開年) / ジャンル

【吹き替えキャスト】

【スタッフ】


【感想】

吹替に関する感想に偏っております。

映画は初心者なのであしからず。

特に表記していなければソフト版吹替、TSUTAYAでレンタルできる作品です。



カールじいさんの空飛ぶ家

2009年 / ディズニーアニメ

【キャスト】

カール・フレドリクセン(エドワード・アズナー):飯塚昭三

チャールズ・F・マンツ(クリストファー・プラマー):大木民生

ラッセル・キム(ジョーダン・ナガイ):立川大樹

ダグ(ボブ・ピーターソン):松本保典

ベータ(デルロイ・リンドー):檀臣幸

ガンマ(ジェローム・ランフト):高木渉

アルファ(ボブ・ピーターソン):大塚芳忠

トム(ジョン・ラッツェンバーガー):楠見 尚己

エリー(子供時代)(エリザベス・ドクター):松元 環季

カール(子供時代)(ジェレミー・レアリー):吉永拓斗

看護士ジョージ(ドナルド・フュリラブ):多田野 曜平

看護士AJ(ジェス・ハーネル):朝倉 栄介

【スタッフ】

監督:ピート・ドクター、ボブ・ピーターソン

脚本:ボブ・ピーターソン、ロニー・デル・カルメン

制作会社:ピクサー・アニメーション・スタジオ


  ピクサー制作の3DCGアニメ。公開当時は「お爺さんが主人公とか地味~~」と思って見なかったんですが、今思えば勿体ないことを(笑)  冒険家に憧れていたカール爺さんは、最愛の妻に先立たれ子供もおらず意気消沈。思い出が一杯の家は道路建設で立ち退きを言い渡され老人センターに入れられそうになったカールは、沢山の風船で家を浮かべ(!?)家ごと脱出、憧れの地を目指す…というストーリー。

 

  吹き替え目当てで本編にはさほど期待していなかったんですが…開始10分でまさかの大泣き(笑)
 保典さん吹き替えのダグ(ゴールデンレトリバーみたいなまるっこい犬)は、一言で言うとアホの子(笑)
犬仲間からのけ者にされてカールをご主人様に(勝手に)してついてくる。頑固者の爺さんに煙たがられても「ご主人様~~~」とすり寄ってくるのがアホかわいい!原語版では監督さんが声を担当していてわりとおっさんじみた喋りですが(笑)日本語版は大層可愛い…。  DVDにも収録されている短編はダグが主人公なんですが、あまりの可愛さに5分の短編を何周したことか…!『アホかわいい』をやらせたら右に出るものはいないな!と勝手に思っておりました(笑)

her /世界でひとつの彼女

2013年(2014年) / SF ・ ラブストーリー

【キャスト】

セオドア・トゥオンブリー(ホアキン・フェニックス):松本保典

エイミー(エイミー・アダムス):園崎未恵

キャサリン(ルーニー・マーラー):能登麻美子

ブラインドデート(オリヴィア・ワイルド):よのひかり

ポール(クリス・プラット):山岸治雄

チャールズ(マット・レッシャー):山本兼平

イサベラ(ポーシャ・ダブルデイ):田村睦心

サマンサの声(スカーレット・ヨハンソン):林原めぐみ

セクシーキトゥンの声(クリステン・ウィグ):村中知

アラン・ワッツの声(ブライアン・コックス):清川元夢

【スタッフ】

監督:スパイク・ジョーンズ

脚本:スパイク・ジョーンズ

制作会社:アンアプルナ・ピクチャーズ


 雑誌の後ろの方にある映画紹介コーナーに載ってた記憶があるので、話題の映画だったことは知っていましたが…またまた勿体ないことを(笑)

 

 手紙代筆業をして働くセオドアが、寂しさを紛らわそうと最新鋭AIソフトを購入。人工音声で語りかけてくる『彼女』はただのAIとは思えなくて、セオドアは恋心を抱いてしまう。一方AIも彼のことを好いてくれて…。

 

 ラブストーリーは滅多に見ない私でも(とか言い出したらそもそも映画も滅多に見ない)大いに感情移入しました。私の見た宣伝では「人工知能との恋!近未来!SF!」という面が強調されていましたが、中身は王道で生身の人間が抱いている願いを描いているんじゃないかなぁ~。「一人は寂しい」とか「理解されたい」とかそういう。

 

 吹き替え的聴きどころは、AI(林原めぐみ)とセオドアが愛を囁き合うところと、セオドアが代筆をするところ。相手はAIでウェアラブル端末みたいなデバイスがあれば会話できるので、ベッドに寝転がって静かに語り合うシーンがあるんですよ。林原さんはセクシーだし保典さんはダンディだし…きゃー大人!そらこんな理知的でユーモアがあって可愛らしい女の子いたら惚れますわ。分かるよセオドア~~。

 

 設定が近未来なので手紙代筆業はセオドアが発声したものを機械が文にします。内容は結婚記念日のものとかラブレターとか(自分で書けよw)。その手紙を読み上げる時の声が、柔らかくてあったか~い。

 繰り返し聞きたいシーンがありすぎてソフトを購入しようかと思ってます。大のオススメ。


ブロークン・アロー

1996年 / アクション

【キャスト】

ライリー・ヘイル大尉(クリスチャン・スレーター):松本保典

ヴィック・ディーキンス少佐(ジョン・トラボルタ):鈴置洋孝

テリー・カーマイケル(サマンサ・マシス):田中敦子

マックス・ウィルキンス大佐(デルロイ・リンドー):岡部政明

プリチェット(ボブ・ガントン):阪 脩

ジャイルズ・プレンティス(フランク・ホエーリー):津久井教生

ケリー(ハウィー・ロング):古澤徹

サム・ローズ隊長(ヴォンディ・カーティス=ホール):広瀬正志

参謀本部議長(ジャック・トンプソン):梅津秀行

【スタッフ】

監督:ジョン・ウー

脚本:グレアム・ヨスト

制作会社:20世紀フォックス、マーク・ゴードン・プロダクションズ、WCGエンタテインメント


 核兵器を輸送中だった米軍大尉・ヘイルは、同乗していた先輩・ディーキンスに裏切られ墜落、核兵器紛失(=ブロークンアロー)の罪を着せられてしまう。ヘイルは居合わせたテリー(ヒロイン)と軍から逃げながらディーキンスを追う。

 

 一挺の拳銃だけでヘリや屈強な男たちを倒していくアクションもの!ディーキンスが鈴置洋孝さん、テリーが田中敦子さん。
 とにかくヘイルが強くてかっこいい。序盤は軍人なのにテリーにマウント取られちゃうけど(笑)大尉だけど若いのか?ちょっと調子こいた若造っぷりもかわいい。ラストに「待たせたなァ!!」と叫んで突っ込んでくるところ、待ってました~~~~!!とテンション上がりました(笑)

ターボ

2013年(2014年ソフト発売) / 3DCGアニメ

【キャスト】

ターボ(ライアン・レイノルズ):松本保典

チェット(ポール・ジアマッティ):岩崎ひろし

ティト(マイケル・ペーニャ):佐藤せつじ

ギー・ガニエ(ビル・ヘイダー):大塚芳忠

アンジェロ(ルイス・ガスマン):チョー

パズ(ミシェル・ロドリゲス):本田貴子

ボビー(リチャード・ジェンキンス):後藤哲夫

キム・リー(ケン・チョン):佐々木瞳

ウィップラッシュ(サミュエル・L・ジャクソン):玄田哲章

スムーヴムーヴ(スヌープ・ドッグ):小森創介

スキッドマーク(ベン・シュワルツ):近藤隆

バーン(マーヤ・ルドルフ):斉藤貴美子

ホワイトシャドウ(マイケル・ベル):乃村健次

【スタッフ】

監督:デヴィット・ソーレン

脚本:デヴィット・ソーレン

制作会社:ドリームワークス・アニメーション


 カタツムリなのに速く走ることを夢見るターボが、カーレースに出場しチャンピオンと対決する、ドリームワークス制作の3DCGアニメ。
 とにかくもう、ターボの演技が可愛い可愛い!!やんちゃで子供らしくて、どこかおっさん臭くもあり(笑)表情豊かでちっちゃいので、声も相まって、つんつんしたくなる(笑)笑いどころも多々あって面白い!カーレースのTV番組をテンションMAXで楽しんでいるところと、終盤の緊迫した場面で怖がっちゃう声が特に好きです(保典さんの悲しそうな声とか怖がってる声とか好きなので…とかいうとサドみたいですがw)
 ソフト収録のオマケも是非見てください。テンション上がって嬉しそ~な「うまいねぇ~~~~!!!><」は必聴です(笑)

TAXi

1998年 / カーアクション

【キャスト】

ダニエル(サミー・ナセリ):石塚運昇

エミリエン・クタン=ケルバレーク(フレデリック・ディーファンタル):松本保典

リリー(マリン・コティヤール):杉村理加

ペトラ(エマ・シェーベルイ):沢海陽子

ジベール警部(ベルナール・ファルシー):水野龍司

カミーユ(エミリアンの母親)(マヌエル・グーレリ):定岡小百合

【スタッフ】

監督:ジェラール・ピエス

脚本:リュック・ベッソン

制作:リュック・ベンソン


 スピード狂のタクシードライバーとダメ刑事がタッグを組んで事件を解決する、カーアクションのシリーズ一作目。  アクションももちろん見所だとは思いますが、個人的なお気に入りはエミリアンのギャグシーン(笑) いくらヘボだからって、右と左も分からないとか8回目の免許教習とか火の不始末で自宅焼失とか………おまえ、大丈夫か?!よく刑事になれたなそんなんで!
   というわけで犯人を追うにしてもエミリアンは役立たず、タクシーの助手席であまりのスピードにきゃーきゃー叫んでるだけです。…うん、かわいい(笑)吹き替え的にはペトラ(美人の同僚)を押し倒しに行くとこも楽しかった~情けない男の役、似合うなぁ(笑)

taxi2

2000年 / カーアクション

【キャスト】

ダニエル(サミー・ナセリ):石塚運昇

エミリエン・クタン=ケルバレーク(フレデリック・ディーファンタル):松本保典

リリー(マリン・コティヤール):杉村理加

ペトラ(エマ・シェーベルイ):沢海陽子

ジベール警部(ベルナール・ファルシー):水野龍司

エドモンド・ベルティノー将軍(ジャン=クリストフ・ブーヴェ):佐々木梅治

アラン(エドゥアルド・モントート):檀臣幸

ユリ(ツユ・シミズ):野沢由香里

【スタッフ】

監督:ジェラール・クラヴジック

脚本:リュック・ベッソン

制作:リュック・ベッソン


 TAXiシリーズ第2弾。サミットのため来日した日本の防衛庁長官をテロリストから守るため、エミリアンとダニエルが奔走する。
 エミリアンは相変わらずヘボい(笑)愛しのペトラを拉致されちゃうし…ダニエルの運転に悲鳴を挙げて帰りたい( ノД`)…と泣き言言うのも相変わらずかわいい。 あとペトラ・日本人エージェント二人の華麗なアクション…ご馳走さまです!

taxi3

2003年 / カーアクション

【キャスト】

ダニエル(サミー・ナセリ):石塚運昇

エミリエン・クタン=ケルバレーク(フレデリック・ディーファンタル):松本保典

リリー(マリン・コティヤール):杉村理加

ペトラ(エマ・シェーベルイ):沢海陽子

ジベール警部(ベルナール・ファルシー):水野龍司

キウ(バイ・リン):日野由利加

アラン(エドゥアルド・モントート):飛田展男

エドモンド・ベルティノー将軍(ジャン=クリストフ・ブーヴェ):大竹宏

空港に向かう乗客(シルベスター・スタローン):玄田哲章

【スタッフ】

監督:ジェラール・クラヴジック

脚本:リュック・ベッソン

制作:リュック・ベッソン


 TAXiシリーズ第3弾。サンタクロースに扮した強盗団を捕まえるためまたまたコンビが活躍。
 エミリアン、妻になったペトラの妊娠に8ヶ月も気付かないとかwほんといい加減にしてwwwお腹パンパンでもう生まれそうだよww
 ドジ刑事っぷりを極めるエミリアン、ついに自分が拐われる(笑)美人女強盗手ずから(意味深)の拷問に悶えるシーン、情けない声が素晴らしい(笑)

taxi4

2007年(2009年ソフト発売) / カーアクション

【キャスト】

ダニエル(サミー・ナセリ):石塚運昇

エミリエン・クタン=ケルバレーク(フレデリック・ディーファンタル):松本保典

ペトラ(エマ・シェーベルイ):沢海陽子

ジベール警部(ベルナール・ファルシー):水野龍司

アラン(エドゥアルド・モントート):飛田展男

エドモンド・ベルティノー将軍(ジャン=クリストフ・ブーヴェ):大竹宏

ヴァンデンボッシュ(ジャン=リュック・クシャール):後藤哲夫

セルジュ(フランソワ・ダミアン):広瀬正志

ジブリル・シセ(楠大典)

【スタッフ】

監督:ジェラール・クラヴジック

脚本:リュック・ベッソン

制作:リュック・ベッソン


感想


ジャックとジル

2011年(2012年) / コメディ

【キャスト】

ジャック・サデルステイン(アダム・サンドラー):松本保典

ジル・サデルステイン(アダム・サンドラー):松本保典

エリン・サデルステイン(ケイティ・ホームズ):榊原奈緒子

アル・パチーノ(アル・パチーノ):坂口芳貞

フェリペ(エウヘニオ・デルベス):板取政明

フェリペの祖母(エウヘニオ・デルベス):板取政明

トッド(ニック・スォードソン):丸山壮史

【スタッフ】

監督:デニス・デューガン

脚本:スティーブ・コーレン、アダム・サンドラー

制作:トッド・ガーナー、アダム・サンドラーほか

制作会社:ハッピー・マディソン・プロダクションズ


 幸せな家庭をもち仕事も成功しているジャックの唯一の弱点・双子の妹のジルが感謝祭に泊まりにやって来る。空気の読めない発言で周囲の人を困らせるジルにジャックは辟易。早く帰ってくれないかと頭を悩ませるが…。

 

 双子の兄弟をアダム・サンドラーが兼役!…なので吹き替えも当然保典さんが二役。保典さんの全っ然かわいくないオカマ声~~~!!(笑) オカマっていうかもうただのオッサンの女装レベルなビジュアルに、「オカマ声出してますよ!」感アリアリの吹き替えで………段々違和感もなくなって来る(感覚麻痺)終始ニヤニヤしてました。


ハッピーボイス・キラー

2014年(2016年ソフト発売) / ホラーサスペンスコメディ

【キャスト】

ジェリー (ライアン・レイノルズ):松本保典
ボスコ、Mr.ウィスカーズ、鹿、バニー・モンキー(ライアン・レイノルズ):松本保典
フィオナ(ジェマ・アータートン):本田貴子
リサ(アナ・ケンドリック):小林沙苗
ウォーレン博士(ジャッキー・ウィーヴァー):宮沢きよこ
【スタッフ】
監督:マルジャン・サトラピ
脚本:マイケル・R・ペリー


 田舎のバスタブ工場に勤める青年・ジェリーは、精神を病みペットの犬や猫が語りかけてくる幻聴に悩まされている。なり行きで好きな女性を殺害してしまったジェリーはペットの助言に従い彼女を解体するが、彼女の生首もジェリーに話しかけるようになる。

 

 公式には『キュートでポップで首チョンパ!』とかありますけどいやそんなポップかなww まぁ確かに生首フィオナはキュートだしED曲は大分ポップで救われたけどね。

 

 ジェリーの幻聴の声は女性以外全て保典さんの吹き替えで、五役分です。お気に入りは猫のMr.ウィスカーズ。可愛い顔して小狡いオジ声(笑)  観ててリピしたのは、フィオナを泣きながらメッタ刺しにする「ごめんね…ごめんね……愛してるよぉ(泣)」と、デート中にトラウマを告白して「ごめん…ごめん~…(泣)」のシーン。ナイーブな男性の泣き演技、ハマってます~。こいつが悪い!と分かってても許したくなっちゃう愛嬌、かわいさがあるんですよねぇ。


デンジャラス・ラン

2012年 / スパイサスペンスアクション

【キャスト】

トビン・フロスト(デンゼル・ワシントン):小山力也
マット・ウェストン(ライアン・レイノルズ):松本保典
キャサリン・リンクレイター(ヴェラ・ファーミガ):田中敦子
デヴィッド・バーロー(ブレンダン・グリーソン):宝亀克寿
ハーラン・ホイットフォード(サム・シェパード):樋浦勉
アナ・モロー(ノラ・アルネゼデール):嶋村侑
ダニエル・キーファー(ロバート・パトリック):大塚芳忠
ヴァルガス(ファレス・ファレス):板取政明
【スタッフ】
監督:ダニエル・エスピノーサ
脚本:デヴィッド・グッゲンハイム
制作総指揮:デンゼル:ワシントンほか
制作会社:レラティビティ・メディア


 CIAの施設管理人を任された新人工作員・マットのもとに、指名手配犯のトビン・フロストが連行される。施設が何者かによって襲撃されるもマットは生き残り、フロストをCIAに引き渡すため彼と逃避行をすることに。

 

 ネットで『小山さんと松本さんの吹き替えがかっこ良かった』というのを目にして(笑)観ました。ほんとにかっこ良かった…!マットは中盤まで「俺がやつを捕まえるぞ!」とイキっててまだまだ青い“若造感“が漂ってるんですが、終盤に〇〇で△△に××するシーンはめちゃくちゃできる男になってます。こいつ、いつの間に…!

 

 お気に入りシーンは、恋人を危険な目に遭わせるまいと別れを告げるところ(やだイケメン…)と終盤フロストに××されて泣くところ、あと施設でお留守番しながら語学CD聞いてる(と思われる)とことか無駄に好きです(笑)


ウソツキは結婚のはじまり

2011年(2012年ソフト発売) / ロマンティックコメディ

【キャスト】

ダニー・マカビー(アダム・サンドラー):松本保典
キャサリン・マーフィー(ジェニファー・アニストン):安達忍
デヴリン・アダムス(ニコール・キッドマン):渡辺美佐
エディ・シムズ(ニック・スウォードソン):ふくまつ進紗
パーマー・ドッジ(ブルックリン・デッカー):小橋知子
【スタッフ】
監督:デニス・デューガン
脚本:アラン・ローブ
制作:アダム・サンドラーほか
配給:コロンビア映画


 偽の結婚指輪を使い既婚者を装って様々な女性と一夜の関係を楽しんでいたダニーだが、パーマーという女性を本気で好きになり彼女に「妻と別れるから結婚しよう」ともちかける。ダニーは妻の役を同僚のキャサリンに頼みパーマーと引き合わせるが…。

 

 冒頭、ダニーが結婚指輪を眺めるシーンで、ロードオブザリングのパロ台詞が聴けます。「私の愛しいしと~~~」っていうゴラムのあれ(笑)私は盛大に吹きました(笑) それ以外にも、キャサリンの子供と゛親子ごっこ゛をするパパな一面やキャサリンとの気のおけない会話なども楽しめます。


再会の街で

2007年 / ドラマ

【キャスト】

チャーリー・ファインマン(アダム・サンドラー):松本保典
アラン・ジョンソン(ドン・チードル):楠大典
ジャニーン・ジョンソン(ジェイダ・ピンケット=スミス):斉藤梨絵
アンジェラ・オークハースト(リヴ・タイラー):坪井木の実
ドナ・リマー(サフロン・バロウズ):田中敦子
レインズ判事(ドナルド・サザーランド):家弓家正
【スタッフ】
監督:マイク・バインダー
脚本:マイク・バインダー
配給:コロムビア映画


 ニューヨークで歯科医として成功しているアランは、911で家族を失った大学時代のルームメイト・チャーリーと再会する。911から未だ前を向くことができないチャーリーを更正させようと、アランはチャーリーに寄り添うが…。

 

 チャーリーはちょっと精神を病んでいるようで、言動がおかしいしアランに多々迷惑をかけてしまうんですが…「うわっヤバいやつ…」というだけではなくて、ちょっと「かわいそうだな」「憎めない人だな」と思わせられるんですよね~保典さんの声が。ブリブリしてるわけではないのに自然な愛嬌があるというか。(アダムサンドラーさんがいつものぼうず頭じゃなくてふわふわヘアなのもかわいい。ふわふわかわいい。)

 

 特にリピしたのは、アランの歯科医院で泣き叫ぶところ、精神科医のセラピー後アランにある告白をするところ、裁判で攻撃を受けパニックに陥ってしまうところ。 あ~チャーリー!!。゚(゚´Д`゚)゚。 傍から見ればチャーリーは頭のおかしい人なんですけど、同情しちゃって…涙声がね…堪らないですね(結局そこ)。 吹き替えには関係ありませんが、劇中でチャーリーがプレイしているゲーム『ワンダと巨像』はソニー発売の日本製ゲームです。(ハリウッド映画化の噂もあったし米国では売れたんだろうか?)執拗に出てくるわりになにも説明してくれないので、「主人公がそれと知りながら自分の命を削って恋人を生き返らせようとするゲーム」だと思って見てください。…劇中でも説明して(笑)


グリーン・ランタン

2011年 / アメコミ実写化

【キャスト】
ハル・ジョーダン、グリーンランタン(ライアン・レイノルズ):松本保典
キャロル・フェリス(ブレイク・ライヴリー):甲斐田裕子
ヘクター・ハモンド博士(ピーター・サースガード):川島得愛
シネストロ(マーク・ストロング):加藤亮夫
アマンダ・ウォラー博士(アンジェラ・バセット):沢田泉
ロバート・ハモンド上院議員(ティム・ロビンス):金尾哲夫
アビン・サー(テムエラ・モリソン):てらそままさき
トーマス・カルマク(タイカ・ワイティティ):落合弘治
カール・フェリス社長(ジェイ・O・サンダース):世古陽丸
マーティン・ジョーダン(ジョン・テニー):佐藤晴男
トマ・レー(ジェフリー・ラッシュ):稲葉実
キロウォグ(マイケル・クラーク・ダンカン):間宮康弘
パララックス(クランシー・ブラウン):内海賢二
【スタッフ】
監督:マーティン・キャンベル
脚本:グレッグ・バーランティ、グレッグ・バーランティ、マイケル・グリーン、マーク・グッゲンハイム、マイケル・ゴールデンバーグ
制作会社:ワーナー・ブラザース、DCエンターテインメント、デ・ライン・ピクチャーズ


 アメコミ(DCコミックという、スパイダーマンやアイアンマンを擁するマーベルコミックと張る二大勢力の一つが出しているらしい)の実写化。グリーンランタンの戦士が地球に墜落し、地球人でパイロットのハルを後継に。ヒーローの力を手に入れたハルが宇宙の脅威と戦う。

 

 パイロットが無線使って喋る時の声って、かっこよくないですか?私はエスコンやアニメの戦闘シーンでそういうのがあるとうれしくなるんですけど(笑)冒頭、ハルが無人機と戦う゛パイロットとしての゛シーンがあるんですが、なかなかかっこ良かった!あとグリーンランタンの先輩に(グリーンランタンというのはたくさんいる戦士の総称なんです)力の使い方を教わるところ、自由に翔べるようになってはしゃぐハルが可笑しかった。

 

 ……その他は、えーっと…(笑) 正直言って、印象が薄い…。物凄くつまらない!時間の無駄!というほどではないけど、面白くもない、ような…。あからさまに続きを匂わせる終わり方なのに続編が来ないのも、そういう事なのかもしれない…?


告発

1995年 / ドラマ ・ 実話

【キャスト】
ジェームズ・スタンフィル(クリスチャン・スレーター):松本保典
ヘンリー・ヤング(ケヴィン・ベーコン):平田広明
ミルトン・グレン(ゲイリー・オールドマン):山寺宏一
ウィリアム・マクニール(ウィリアム・H・メイシー):池田勝
バイロン・スタンフィル(ブラッド・ドゥーリフ):牛山茂
ヘンキンス(スティーヴン・トボロウスキー):小室正幸
クラウソン判事(R・リー・アーメイ):小林修
【スタッフ】
監督:マーク・ロッコ
脚本:ダン・ゴードン
制作総指揮:マーク・ロッコ、デイヴィッド・L・ウォルパー


保典さんの吹き替えで私が特におすすめしたいものの一つ!!吹き替えを誰かに見てもらうとしたら、これと『her』はまず外せないです! 

 アルカトラズ刑務所における囚人虐待の実態をあばく新米弁護士を演じてるんですが、いやぁこの正義感溢れた青年っぷり…!静かなナレーションと被告人・ヘンリーを気遣う優しい声音、法廷での激しい舌戦などなど、リピートしたいとこがありすぎて…。 特に、証人尋問のVSグレン所長(山寺宏一)、VS"最後の証人"はグッと来た…スタンフィル弁護士の正義に燃える(時に行きすぎた)すがたに、吹き替えだとより入れ込める気がします。 それで最後のあの一言……!!(ネタバレなので控えます(笑))初見のときは「あぁ…ッ」とついため息が(笑)ぜひぜひ見ていただきたいです。

 ※レンタル盤には日本語吹き替えが入っていないものもあるのでご注意ください  私はやらかしました… 

リバー・ランズ・スルー・イット

1992年(1993年) / ドラマ

【キャスト】
ポール・マクリーン(ブラッド・ピット):松本保典
ノーマン・マクリーン(クレイグ・シェイファー):山寺宏一
マクリーン兄弟の父親で牧師(トム・スケリット):田中信夫
ニール(ジェシーの兄)(スティーヴン・シェレン):江原正士
【スタッフ】
監督:ロバート・レッドフォード
脚本:リチャード・フリーデンバーグ
配給:コロンビア映画


 ブラッド・ピット!保典さん!!好き!!!(安直) 浮世離れした青年って感じがしますね~~~爽やかでかわいい。

 

 アメリカの田舎で牧師の父に育てられた真面目な兄と、自由な弟。幼少時代は3人でフライフィッシングを楽しみ大自然の中のびのびと育っていた兄弟だが、大人になった二人はそれぞれに悩みを抱えていて…。

 

 初めはノーマン(山寺宏一)のほうがフラフラしてるかな、と思ったんですが、ポールの現実離れした感じは悪い方へ…。物語は淡々と進んでいきますが、見たあとは「なんかよかったな~(ふんわり)」と思いました。大自然の景色も素敵です。


エヴァの告白

2013年(2014年) / ドラマ

【キャスト】
エヴァ・シブルスカ(マリオン・コティヤール):魏涼子
ブルーノ・ワイス(ホアキン・フェニックス):松本保典
オーランド(エミール)(ジェレミー・レナー):加瀬康之
ベルヴァ(ダグマーラ・ドミンスク):まつだ志緒理
マグダ・シブルスカ(アンジェラ・サラフィアン):中村綾
【スタッフ】
監督:ジェームズ・グレイ
脚本:ジェームズ・グレイ、リチャード・メネッロ
制作会社:Worldview Entertainment、Keep Your Head、Kingsgate Films


 保典さん@クズおじさん。渋くてダーティなおじさま…嫌いじゃない/// (何でも好きとも言う)

 

 ポーランドからアメリカに移民としてやって来たエヴァは、強制送還されそうになったところを興行師のブルーノに助けられる。金を稼ぐためにブルーノに売春を斡旋されるエヴァだったが、ブルーノはエヴァに執着しており…。

 

 ブルーノは一見すると紳士なんですが、エヴァが自分の思い通りにならないときのキレっぷりがすごい。一方でエヴァに情けない一面を晒すこともあり、情緒不安定で危ないおじさんです。ラストシーンの告白なんか迫力が凄かったなぁ…。

 観たあとに気がつきましたが、ブルーノのホアキン・フェニックスさん、『her』のセオドアです…

えぇ~~!!??!?(  Д ) ゚ ゚

セオドアはあんなにナイーブな優しいおじさんだったのに…(ちなみにヒロインのマリオン・コティヤールさんは『TAXi』のヒロインでもあります。こっちも分かんなかった…)


セブン

1995年(1996年) / サイコサスペンス

【キャスト】
デイヴィッド・ミルズ刑事(ブラッド・ピット):松本保典
ウィリアム・サマセット刑事(モーガン・フリーマン):坂口芳貞
トレイシー・ミルズ(グウィネス・パルトロー):金沢映子
警部(R・リー・アーメイ):大塚周夫
マーティン・タルボット検事(リチャード・ラウンドトゥリー):石波義人
マーク・スワー弁護士(リチャード・シフ):目黒光祐
ジョン・ドゥ(ケヴィン・スペイシー):野沢那智
テイラー刑事(ダニエル・ザカパ):星野充昭
カリフォルニア(ジョン・C・マッギンリー):田中正彦
デイヴィス巡査(ジョン・カッシーニ):平田広明
ジョージ(ホーソーン・ジェームズ):高瀬右光
グールド夫人(ジュリー・アラスコグ):野沢由香里
【スタッフ】
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:アンドリュー・ケヴィン・ウォーカー
配給:ニュー・ライン・シネマ


 大ヒット作。(私にとっての)ブラッド・ピット2作目!『リバーランズ~』とは打って変わって男らしくダークです。 新人刑事のミルズとベテランのサマセットが、七つの大罪にならって連続殺人を犯す猟奇殺人鬼を追う。 殺人の仕方がわりとグロテスクでR-15に指定されてますので、苦手な方はご注意を。個人的にはグロテスクというより、胸糞の悪さがすごい。
 ミルズはちょっと青臭いはねっ返り刑事ですが、犯人をどやしつけたり悪態をつくのがかっこいいワイルドなやつです。ラストの叫びも痛々しくてよかった…。

ジャック

1996年(1997年) / コメディドラマ

【キャスト】
ジャック・チャールズ・パウエル(ロビン・ウィリアムズ):山寺宏一
カレン・パウエル(ダイアン・レイン):佐々木優子
ブライアン・パウエル(ブライアン・カーウィン):松本保典
マルテス先生(ジェニファー・ロペス):日野由利加
ローレンス・ウッドルフ(ビル・コスビー):斎藤志郎
ドロレス・デュランティ(フラン・ドレシャー):塩田朋子
ルイス(ルイ)・デュランティ(アダム・ゾロティン):木村良平
ポーリー(マイケル・マッキーン):稲葉実
【スタッフ】
監督:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:ジェームズ・デモナコ、ゲイリー・ナデュー
制作会社:アメリカン・ゾエトロープ


 常人の4倍の速さで成長してしまう早老症のジャックが、学校に通うことを決意し友人を作ろうとするドラマ。 見た目はおっさん、頭脳は子供なので同級生たちに迫害を受けるジャックですが、一生懸命仲よくなろうとするジャックに徐々に友人ができていきます。しかしジャックの体は予想より早く老化し始め…。
 保典さんはジャック(山寺宏一)のことで気を病むお母さんを優しくなだめるお父さん。取り乱してしまうお母さんに寄り添ったり(夫婦水入らずになってキスするシーンが素敵~)、自分より年上にしか見えないジャックと親子であろうと頑張ったり…優しいパパです。

恋におぼれて

1997年 / ラブコメディ

【キャスト】
マギー(メグ・ライアン):岡本麻弥
サム(マシュー・ブロデリック):松本保典
リンダ(ケリー・プレストン):田中敦子
アントン(チェッキー・カリョ):野沢那智
ナナ(モーリン・ステイプルトン):巴菁子
エド・グリーン(ネスビット・ブレイスデル):山野史人
【スタッフ】
監督:グリフィン・ダン
脚本:ロバート・ゴードン
配給:ワーナー・ブラザース


 都会へと旅立っていった恋人のリンダ(田中敦子)が新しい恋人を作っていると知ったサムは、彼女の家の向かいにある廃ビルに泊まり込み彼女を監視する。新しい恋人のアントン(野沢那智)と彼女を監視していたところに謎の女性、マギー(岡本麻弥)が現れ、自分はアントンにフラれたと告げる。サムとマギーは一致団結してリンダとアントンを破局させようと画策する。

 

 言葉で説明するとややこしい(笑) サムは優しそうな青年だけど、やってることはかなりヤバイ(笑) 普通なら「うわーこいつ気持ち悪っ」と思うところだけど、なんか憎めない…。


エターナルサンシャイン

2004年(2005年) / ラブストーリー

【キャスト】
ジョエル・バリッシュ(ジム・キャリー):松本保典
クレメンタイン・クルシェンスキー(ケイト・ウィンスレット):林真里花
パトリック(イライジャ・ウッド):浪川大輔
メアリー(キルスティン・ダンスト):中村千絵
スタン(マーク・ラファロ):川島得愛
ハワード・ミュージワック博士(トム・ウィルキンソン):野島昭生
【スタッフ】
監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:チャーリー・カウフマン
配給:フォーカス・フィーチャーズ


 おしゃれ恋愛映画として有名、ってイメージでした。私のなかでは。雪景色の中青い髪の女性と男性がならんで横になってる、っていう写真を見たことがある人もいるのでは。 アカデミー賞脚本賞受賞だそうで、面白かったのは勿論なんですが、吹き替え的にも是非みるべき!愛を囁くシーンあり、歌うシーンあり、ショタを演じるシーンあり(!)です(°∀° )

 

 個性的な彼女、クレメンタインと付き合っていたジョエルだが、ある時喧嘩をしてしまう。怒ったクレメンタインは記憶除去手術を受け新しい恋人(浪川大輔)を作る。悲しみにくれるジョエルは自分も施術を受けるが、クレメンタインを忘れたくない思いから施術に抵抗するようになる。ジョエルは記憶のなかでクレメンタインと再会し、二人でより深い記憶のなかへ逃げ込んでいく。

 

 二人でジョエルの記憶を逃げ回るシーンで、幼少期のジョエルを大人のジョエルが追体験するんですが、これがかわいくて面白い(笑) 大人の大きいからだを机の下で縮こまらせて「ママが相手にしてくれない(´;ω;`)」と泣いたり、いじめられて「ばーか!。゚ヽ(゚`Д´)ノ゚。」と逃げ去ったり…(笑)シュールなんですけど、でもかわいい♥


トーク・トゥー・ハー

2002年(2003年) / ドラマ ・ ロマンス

【キャスト】
ベニグノ・マルティン(ハビエル・カマラ):松本保典
マルコ・ズルアガ(ダリオ・グランディネッティ):山路和弘
アリシア(レオノール・ワトリング):魏涼子
リディア・ゴンザレス(ロサリオ・フローレス):高乃麗
【スタッフ】
監督:ペドロ・アルモドバル
脚本:ペドロ・アルモドバル
配給:ソニーピクチャーズ


 アカデミー賞脚本賞受賞。 保典さんは吹き替えでクズおじさんやダメおじさんをいろいろ演じてらっしゃるわけですが、このベニグノが一番生理的に無理、という人もいるかもしれません…。いやあ、いかんでしょー。

 

 4年間植物状態のまま病院で寝続けるアリシアを、看護士のベニグノは甲斐甲斐しく世話をする。そこへ恋人が昏睡状態となり病院へやってきたマルコが現れ、彼らは友人となる。意識のないアリシアに毎日話しかけ彼女の母親とも親しく接するベニグノに、マルコは心を開いていったが…。

 

 最初からベニグノの挙動はちょっとおかしいんですけど、看護士として働くシーンはちゃんとした人に見えるし、(保典さんの声もあって)いい人そうな雰囲気がすごくあるんですよね~。どういう映画か知らずに観たので、「あっ純愛ストーリーかな?」とか思ってたんですけど…(笑)


いまを生きる

1989年(1990年) / 青春 ・ ドラマ

【キャスト】
ジョン・キーティング(ロビン・ウィリアムズ):堀勝之祐
ニール・ペリー(ロバート・ショーン・レナード):古田信幸
トッド・アンダーソン(イーサン・ホーク):松本保典
ノックス・オーバーストリート(ジョシュ・チャールズ):山寺宏一
チャーリー・ダルトン(ヌワンダ)(ゲイル・ハンセン):堀内賢雄
リチャード・キャメロン(ディラン・カスマン):星野充昭
スティーヴン・ミークス(アレロン・ルジェロ):小野健一
ジェラルド・ピッツ(ジェームズ・ウォーターストン):山口健
ノーラン校長(ノーマン・ロイド):上田敏也
ニールの父(カートウッド・スミス):仁内建之
クリス・ノエル(アレクサンドラ・パワーズ):深見梨加
グロリア(メローラ・ウォルターズ):佐々木るん
ティナ(ウェルカー・ホワイト):松井菜桜子
【スタッフ】
監督:ピーター・ウィアー
脚本:トム・シュルマン
制作会社:タッチストーン・ピクチャーズ


 ロビン・ウィリアムズ主演、アカデミー脚本賞受賞。

 

 規律の厳しい全寮制高校に、風変わりな先生がやってきた。将来を親に押し付けられ苦悩する、自分に自信が持てずにいる…先生はそんな生徒たちに「自ら考え自由に生きる」ことの素晴らしさを教える。

 

 人生について考えさせられる名作。吹替を抜きにしても、いやあ観てよかった!んでもって気弱な少年役!声かわいい!!

 

 保典さん吹替のトッドは、生徒陣のなかでも最もキーティング先生に影響を受けた一人。引っ込み思案な転校生で、同室のニールやノックス(山寺宏一)に『死せる詩人の会』に誘われるものの「詩の朗読は苦手なんだ」と断ってしまう。しかしキーティングにより自分の殻を破ることで成長する…のに、彼と仲間たちには悲しい出来事が…(泣)慟哭するシーン、素朴な少年の純真さと深い悲しみが詰まっていて…ウッ…(´;ω;`)

保典さんの少年声は素朴で犯し難い雰囲気があって好きです。


ジャーヘッド

2005年(2006年) / 戦争 ・ ドラマ

【キャスト】
アンソニー・スオフォード(ジェイク・ジレンホール):鉄野正豊
アレン・トロイ(ピーター・サースガード):松本保典
クリス・クルーガー(ルーカス・ブラック):神奈延年
カジンスキー中佐(クリス・クーパー):西村知道
サイクス三等軍曹(ジェイミー・フォックス):天田益男
ファーガス・オドネル(ブライアン・ジェラティ):川中子雅人
【スタッフ】
監督:サム・メンデス
脚本:ウィリアム・ブロイルズ・Jr
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ


 湾岸戦争におけるアメリカ海兵隊員の体験記をもとにした、半実話?映画。戦争ものだけど銃撃戦やらないし、隊員たちが精神的におかしくなってバカやりだすので、そんなに構えなくても楽しく見られると思います。…重いっちゃ重いけど。

 

 若くして海兵隊に入隊したスオフォードは、湾岸戦争のために前哨狙撃兵(隠密行動もこなすスナイパー)としてサウジアラビアへ派遣される。共に過酷な訓練や母国を離れ戦地に立つ寂しさを乗り越えた隊員たちと共に活躍を夢見るスオフォードだったが、命じられた任務は"待機すること"だった。

 

 スオフォードが主人公で、トロイは同じ隊の先輩スナイパー(伍長だったかな)。部屋を取り仕切ったりエロビデオに群がる隊員を一喝したりする一方、ガスマスクをつける訓練でダースベーダーごっこもしてくれるお茶目な先輩。後半でスオフォードとバディを組むんですが、なかなかいいコンビに。

 個人的な一番の盛り上がりは、二人が隠密行動中に軍の上官からある命令を食らい、トロイが泣き崩れてしまうシーン。「撃たせろよぉ~~~!!」と泣くトロイを延々巻き戻した変態は、私です(笑) だって泣いてる演技好きだし!!


アイ ウォント ユー

1998年(1999年) / サスペンス ・ ロマンス

【キャスト】
ヘレン(レイチェル・ワイズ):土井美加
マーティン(アレッサンドロ・ニヴォラ):松本保典
スモーキー(ラビナ・ミテフスカ):藤生聖子
ホンダ(ルカ・ペトルシック):石田彰
【スタッフ】
監督:マイケル・ウィンターボトム
脚本:エワン・マクナミー
制作総指揮:スチュワート・ティル


 ベルリン国際映画祭受賞作。マイナー映画みたいだけど吹替的におすすめしたい。ダーティな低温(低音ではない)ボイスに女を口説く甘いささやき、鼻歌に怒号も楽しめる(?)という一粒で何度か美味しい作品!

 

 23歳で理容店に務めるヘレン(土井美加)のもとに、9年前刑務所行きになったかつての恋人・マーティンが現れる。マーティンは彼女に復縁を迫るがヘレンは彼を拒む。二人の関係にはある秘密があり…。

 

 マーティンはクズおじさん(まだおにいさんか?)のヤンデレタイプ。仮釈放で故郷に戻ってくるものの更生する気はさらさらなく、時に腰を抱き時にストーカーをしてヘレンに迫る。ヘレンを口説くときなんか吐息多めでちょっと色っぽいし、弁護人と話すときの無気力っぷりもまた違った意味でセクシー。

 

 Wikiで石田彰さんが吹替に参加されてて「ふ~んどんなんかな~」と思って見たのに、なんと担当した役は"口を利けない少年"なので最初と最後のモノローグでしか出番がなかった、という(笑)


クール・ランニング

1993年(1994年) / コメディ ・ 実話

【キャスト】
デリース・バノック(レオン・ロビンソン):松本保典
サンカ・コフィ(ダグ・E・ダグ):島田敏
ジュニア・バヴェル(ロール・D・ルイス):中村雄一
ユル・ブレナー(マリク・ヨバ):荒川太郎
アービング・ブリッツァー(ジョン・キャンディ):樋浦勉
【スタッフ】
監督:ジョン・タートルトーブ
脚本:リン・シーファートほか
配給:ブエナ・ビスタ


 ジャマイカ人がボブスレーに挑戦する、実話をもとにしたコメディ。

   

 陸上のオリンピック選手候補だったデリースは、アクシデントにより出場権を逃す。悔しがった彼はこの街にボブスレーの元金メダリストがいることを聞き、ボブスレーでオリンピックに出ることを思い付く。

 

 南国のジャマイカでボブスレーとかできんの!?と思って見始めたら、まさかの実話が元になった話(笑)  デリースは陽気だけどボブスレーチームの中では冷静なほうで、親友のサンカ(島田敏)(ガウリイとザングルス…)とバカやったりジュニアを諌める好青年です。


スナッチ

2000年(2001年) / クライムコメディ

【キャスト】
ターキッシュ(ジェイソン・ステイサム):山路和弘
トミー(スティーヴン・グレアム):松本保典
ミッキー・オニール(ブラッド・ピット):檀臣幸
フランキー・“フォー・フィンガー”(ベニチオ・デル・トロ):矢尾一樹
ソル(レニー・ジェームズ):楠大典
ヴィニー(ロビー・ギー):藤原啓治
タイロン(エイド):天田益男
ダグ・"ザ・ヘッド"(マイク・リード):藤本譲
アビー(デニス・ファリーナ):石田圭祐
ブリックトップ(アラン・フォード):小林清志
【スタッフ】
監督:ガイ・リッチー
脚本:ガイ・リッチー
制作会社:SKAフィルムズ、マシュー・ヴォーン・プロダクション


ガイ・リッチー監督の犯罪コメディ。盗品のダイヤを捌くためロンドンにやってきた強盗団に裏切り者がいたために、ほかの犯罪集団の間をダイヤが二転三転してしまう、という群像劇。

 

 トミーは賭博ボクシングの興行師・ターキッシュ(山路和弘)の弟分で、アホの子。群像劇だしアホだしで、出番はそこまで多くない。犬一匹満足に捕まえられないのになぜ裏賭博なんかに首突っ込んじゃうんだ(笑)


クイック&デッド

1995年 / 西部劇 ・ アクション

【キャスト】
エレン(シャロン・ストーン):塩田朋子
ジョン・ヘロッド(ジーン・ハックマン):石田太郎
コート(ラッセル・クロウ):土師孝也
フィー・“ザ・キッド”・ヘロッド(レオナルド・ディカプリオ):松本保典
ユージン・ドレッド(ケヴィン・コンウェイ):仲野裕
クレイ・カントレル軍曹(キース・デイヴィッド):神谷和夫
エース・ハンロン(ランス・ヘンリクセン):山野史人
ホレス(バーテンダー)(パット・ヒングル):島香裕
保安官(エレンの父)(ゲイリー・シニーズ):中多和宏
スカーズ(マーク・ブーン・ジュニア):宝亀克寿
【スタッフ】
監督:サム・ライミ
脚本:サイモン・ムーア
配給:コロンビア映画


 日米合作西部劇。

開拓地にある小さな街の権力者・ヘロッドに父を殺されたエレンは、女性ガンマンとなってヘロッドの前に現れる。街で開催される早撃ち大会に参加したエレンは並み居るガンマンたちを打ち倒していくが…。

 

 キッドは早撃ちの名手でヘロッドの息子。エレンに片想いし一線も越えるもののあっさりフラれる、メインカップルの当て馬役。 若かりし金髪美少年ディカプリオに保典さんとか………「イケメンです!!!!」感に溢れてるよ…!早撃ち大会で強豪を倒し女の子たちにちやほやされ、美女のエレンをナンパしてお持ち帰り…親父を倒してやるから見てろよと息巻くものの、ラストでは報われず…。

調子のった明るい子だったのに、死にたくない…!とエレンの前で泣くのがかわいそうで、かわいくって…(笑)


ウーマン・オン・トップ

2000年 / ロマンス ・ コメディ

【キャスト】
イザベラ・オリヴェイラ(ペネロペ・クルス):山像かおり
トニーニョ・オリヴェイラ(ムリロ・ベニチオ):松本保典
モニカ・ジョーンズ(ハロルド・ペリノー・ジュニア):内田直哉
クリフ・ロイド(マーク・フォイアスタイン):堀内賢雄
アレックス・リーヴス(ジョン・デ・ランシー):玄田哲章
【スタッフ】
監督:フィナ・トレス
脚本:ヴェラ・ブラシ
制作会社:フォックス・サーチライト・ピクチャーズ


 ブラジル生まれで料理上手の美女・イザベラはハンサムなトニーニョに一目惚れし結婚したが、二人で切り盛りしていた店のことやイザベラの性格で二人には不満が重なり、トニーニョの浮気によって破局する。アメリカへ渡ったイザベラはTV番組のプロデューサーに見初められ一躍スターになるものの、トニーニョのことが忘れられずにいた。そんなときブラジルからトニーニョが追いかけてきて…。

 

 美女ひとりをトニーニョとロイド(堀内賢雄)で取り合う、ロマンスコメディ。イザベラに拒否されてもすがり付くトニーニョの必死さがかわいい。


ライディング・ザ・ブレット

2004年(2005年) / ホラー

【キャスト】
アラン・パーカー(ジョナサン・ジャクソン):岸尾大輔
ジョージ・ストーブ(デヴィッド・アークエット):松本保典
謎の農夫(クリフ・ロバートソン):藤本譲
ジーン・パカー(バーバラ・ハーシー):塩田朋子
その他:永田亮子、小島敏彦、磯西真喜、秋元羊介、斉藤瑞樹、武内健、飯島肇、安元洋貴、木下尚紀、櫛田泰道、沢口千恵
【スタッフ】
監督:ミック・ギャリス
脚本:ミック・ギャリス
制作:ミック・ギャリス


 スティーブン・キング原作。急病の母を見舞うためヒッチハイクで故郷まで飛ばす大学生のアランに、奇妙で恐ろしい出来事が次々と襲いかかる…というホラーもの。
 保典さんの吹き替え作品を見ていて、途中でよそ見しちゃったのはこれと『グリーンランタン』くらいかもしれない…(笑)(もちろん私の場合は、という話ですが)
アランは様々な恐怖体験をするんですが、
「なんだこれは?!」→「幻覚か…」→「なんだこれは??!?」→「幻覚」→「なんだ?!?!?!!?」
の繰り返しで、結局なんだったんだよ?!という良く分からない展開が続きます。肝心のホラーもそこまで怖くないし。
 ジョージ・ストーブも生首でいきなりかっと目を見開いたりしてアランを怖がらせようとしてくれますが、シュールなだけで別に……。ストーブさん、もうちょっと頑張ってください(笑)